高齢化社会が進み、医療に関わる人材が不足している昨今、医療事務もニーズが高まってきている職種の一つです。
また、資格スクールや通信講座でも常に受講数上位を誇る人気資格。
安定性や将来性に魅力を感じ「転職するなら医療事務!」という人も増えてきています。
では、もしあなたが医療事務に転職するなら、どんなことを押さえておくべきでしょうか。
2024年12月時点では、全体の求人数はやや減少傾向です。
新型コロナウィルスの影響もあり、一時的に求人数は大きく減少しましたが、採用を再開させた企業や新たな人材の採用活動を進めている企業が増えています。
そのため、少しでも転職を検討している人は、転職市場の景況感を把握し、今まで以上にこまめに最新の求人をチェックしておくことが大切です。
自分ひとりでは間違った情報を収集してしまったり、日中の仕事をこなしながら情報収集する時間を取ることも大変。
そんなときは、企業から最新の情報を手に入れており、転職市場に詳しい転職エージェントをうまく使いましょう。
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今回は、医療事務の仕事内容や職場選びのポイント、派遣社員と正社員との違い、求人募集の探し方など、医療事務への転職活動に役立つ情報をお伝えします。
目次(気になる項目をクリック)
医療事務ってどんな仕事?
医療事務とは、医療機関で事務や経理など行う仕事です。
病院の窓口で医師や看護師よりも先に患者と接することもあるポジション。
各医療機関の顔として、イメージを左右する大きな責任も担っています。
医療事務は未経験・資格なしでも働ける!
「医療事務の仕事に就くなら、資格は必要だし、経験がないとダメ」と思っている人も多いかもしれません。
確かに有資格者や経験者は有利ですが、「未経験OK」「資格なしでもOK」で求人募集を出しているケースもあります。
なぜなら医療事務は、医療事務は病院の顔になる人。
仕事ができても患者に対して不愛想だったり不親切だったりすると、病院の信頼が崩れてしまいます。
そのため、経験やスキルと同様に人柄も重視したいというのが採用する側の本音。
社会人経験があり、初めから最低限のビジネスマナーを身に付けている転職者は、経験・資格の有無を問わず欲しいという病院もあるほどです。
また、開業間近や開業して間もないクリニック、救急病院はとにかく人手が必要ということもあり、未経験者や無資格者にとって狙いどころです。
ただし、知識がないと毎日の仕事に行き詰まりを感じてしまうことも。
どんどん進むIT化に対する適応力や、病院経営の視点も重視されつつあります。
医療事務に転職するメリット
病院に行くと、医療事務として働く人は女性が多いことに気が付くでしょう。
現場の男女比は2:8と女性の数が際立っています。
以下の3つのメリットがあることから、女性にも人気があるのだと考えられます。
1.日本全国で働け、一生身を助ける
医療事務はニーズの高い専門職であり、経験があれば日本全国どこでも働けます。
たとえば結婚して移住する、夫が急に転勤になって職場を離れる、などの場合でも職を失うと焦ることはありません。
病院は全国どこにでもあるので、能力と働く意欲があれば比較的職場は見つけやすいといえるでしょう。
2.経験があれば再就職しやすい
実務経験が重視されるため、新卒者より経験者を優遇するところも多くあります。
子育てでいったん現場を離れても、落ち着いたら復帰することが可能ですし、いろいろな医療機関に勤めて積極的にスキルを磨くこともできます。
3.時間の融通がききやすい
医療機関によって診療時間はさまざまなので、求人もフルタイム勤務だけではなく「午前の診療時間のみ」「正午から閉院まで」などパターンが分かれます。
育児や介護などの事情がある人も、その時々のライフスタイルによって勤務形態が選べるため、魅力のひとつになっています。
医療事務の主な役割
規模の大きい病院は職員数も多く、医療事務もたくさん活躍しています。
それ以外にも活躍の場としては、診療所や個人クリニック、歯科医院、調剤薬局、介護施設などが挙げられます。
基本的なスキルや経験を持っていれば、働ける場所はたくさんあるのがこの職種の特徴といえるでしょう。
事務と言っても会社の事務員の仕事とは大きく異なり、働く場所によっても仕事内容に違いがあります。
一般的な病院の医療事務を一例に、主な役割を紹介します。
窓口受付業務
外来患者がスムーズに診察を受けられるようにサポートします。
受付窓口に立ち、患者の健康保険証を確認し、診察券やカルテを発行。
診察の順番が来たら診察室へ案内します。
診察後は会計を行って診察代金を受け取ります。
レセプト業務
レセプトとは診療報酬明細書のこと。
日本では国民は医療保険に加入することになっており、たとえば会社員が加入する社会保険では、医療費の3割を患者側が負担、7割を加入している保険者(保険協会など)に請求します。
医療事務は患者にどのような治療を行い、使った薬は何かなど、診療の内容から診療報酬点数を計算し、請求する作業を行います。
レセプト請求期間は忙しくなります。
入院患者対応
病棟を持つ大きな病院では1日に何人もの患者が入退院をするため、それに伴う手続きも医療事務の仕事の一つ。
入院診療費の説明、退院時の精算、入院用カルテの準備(入院期間や目的などを記した入院指示書を元にコンピュータで必要事項を記入)、病棟への案内、窓口ではお見舞いの方への対応など、憂鬱な入院生活を少しでも気持ち良く過ごせるようサポートします。
入院収入は病院経営の要。
患者の支払いがスムーズにいくよう、対象者には高額医療制度や公的負担制度などの説明を行うこともあります。
医療事務になるには資格が必要?
医師や看護師と違って、医療事務という仕事に就くために必要な資格はありません。
医療事務に関連する民間の資格・検定が数多く存在するため、勘違いしやすいのですが、医療事務は資格がなくても働ける職種なのです。
民間のさまざまな資格・検定は、スキルアップのため、転職や就職の際に自分の知識レベルを示すためのものと覚えておきましょう。
「診療報酬請求事務能力認定試験」「医療事務技能審査試験」といったメジャーな資格・検定に合格しておくと、採用の際に有利に働いたり、給料が高くなったりするケースもあります。
医師事務作業補助者ならキャリアアップも可能
医療事務作業補助者・・・平成20年度の診療報酬改定で設けられた専門職で、診断書作成の補佐やカルテへの入力代行など、医師の事務的業務をサポートする仕事です。
これまで医療秘書が医師や看護師長のスケジュール管理や資料管理・作成と合わせて行ってきた業務を、専門的に担います。
医療事務作業補助者のポジションを任されると、一般的な秘書業務のスキルに加え医療の知識が必要です。
場合によっては学会へ同行したり、海外文献を翻訳したりすることもあります。仕事が多岐にわたるため、最低6ヵ月の研修が義務付けられています。
医療事務とは違って診療報酬の請求や受付などは行なわないため、求められる能力にも違いはありますが、医療事務作業補助者として働く上ではレセプトの知識も役に立ちます。よりキャリアアップを目指す人には、注目されつつある仕事です。
医療事務に向いている人
このように、医療事務は女性でも長く働け、安定と将来性が見込める職種ですが、誰でも就ける仕事ではありません。
やはり向き不向きがあります。
医療事務に向いているのは、たとえばこんな人。
あなたはいくつ当てはまりますか?
医療事務は事務職ですが、裏方としての役割だけで終わりません。
患者と接する機会も多く、接客業やサービス業としての一面も兼ね備えています。
患者へ笑顔で心配りができ、組織の中で信頼関係を築け、的確に業務を行える人こそ、医療事務にぴったりといえそうです。
失敗しない職場選びのポイント
医療事務の転職先を選ぶときはちょっとしたコツがあります。
病院で働くなら「総合」or「個人」で絞る
医療事務が数多く活躍し、求人募集も多いところといえばやはり病院です。
病院にも2種類あり、総合病院や大学病院といった大きな病院と、個人クリニックや診療所などの小さな病院に分かれます。
仕事のスタイルも若干違いがあるので、内容や特徴を知った上で自分に向いている方に絞って転職活動を行うことも、職場選びで失敗しないための一案です。
総合病院や大学病院なら専門スキルが磨ける
大きな病院では医療事務職員も多く、受付・会計、レセプト作成など分業化が進んでいます。
その分、1つの業務を突き詰めることができ、より専門に特化したスキルが磨けるでしょう。
募集人数が多く、未経験者を採用するケースも目立つので、チャンスがつかみやすいといえます。
反面、任された業務しか身に付けることができず、経験が偏る可能性も出てきます。
また、医師や看護師などとやり取りすることがあるため、日ごろから院内スタッフとコミュニケーションを図ることも仕事をスムーズに進めるうえで重要です。
個人クリニックや診療所ならオールラウンドプレーヤーに
個人クリニックや診療所は医療事務職員数が少なく、備品の管理や掃除といった雑務まで、幅広い業務を行うことになります。
1人で何役もこなすとなると初めは大変ですが、自分のものにできればその後の転職でも大きな武器になります。
また小さな病院、いわゆる“街のお医者さん”は地域密着型の医療を提供しているため、患者との距離感が近いのが特徴。
そのため職場内だけではなく病院に足を運ぶ患者とも、継続的に良い人間関係を築くことが大切です。
迷ったら「科」で選ぶのも一つの手
医療事務としてクリニックなどで働く場合は、比較的働きやすい科があるという人もいます。
それは皮膚科と歯科。経験者いわく、単科の医療事務は大きな病院と比べると業務内容が限られ、仕事に慣れるのが早いというメリットがあるから。
未経験者でも一生懸命取り組めば、1年も経たないうちに独り立ちできる人もいるそうです。
病院によって仕事の内容はさまざまなので一概に言い切れないところもありますが、早く仕事を覚えて一人前になりたい、効率良く仕事をこなして勤務時間に融通をきかせたいという人にとっては、単科のクリニックや病院は狙い目かもしれません。
病院以外に「介護施設」「調剤薬局」「レセプトソフトの販売会社」でも働ける
医療事務が働く場所として、病院以外に特に広がりを見せているのが、調剤薬局と介護関連施設です。
急速に必要性が高まってきているのは介護関連施設。
近年は介護保険制度の導入により、一般企業も介護事業に参入し、訪問看護ステーションや老人ホームなどが増加。介護事務を行うことのできる人材が求められています。
経験者が優遇される傾向にあるので、未経験者の場合はまず他でキャリアを積んで、次のステップとしてチャレンジするのがよいでしょう。
業務内容としては主に保険請求事務(市町村に介護報酬を請求する)や受付、人材管理などを行います。
ただし、こういった事務をケアマネージャーが兼任していることも多いようなので、求人があるかは吟味が必要です。
また、調剤薬局でも医療事務は活躍しています。
調剤薬局は薬剤師が病院の処方箋をもとに薬の調合や処方を行うところですが、医薬分業が進み、院内処方から院外処方へと変化。
大手ドラッグストアなどが店舗を拡大し、調剤薬局の数は増加傾向にあります。
ここでは薬剤師をサポートするのが役目。受付・会計業務やデータ入力、レセプト業務、薬剤管理などを行います。未経験者の募集も目立ちます。
最近は大きな企業やホテルに併設されたクリニックも増え、時代の流れとともに医療事務の活躍するステージが広がりをみせています。
変わり種の転職先としては、レセプトソフトの販売会社でレセプトインストラクターとして働く道も。
レセプトコンピューターのスペシャリストとしてソフトの納入先を訪問し、操作方法について指導などを行う仕事です。
医療事務の給料はどのくらい?年収、月収、時給をチェック
働く以上、どのくらいの収入が得られるのかを気にしてしまうのは当然。
医療事務の仕事をしている人の収入の情報をお伝えします。
医療事務の給料は、
平均月収:185,745円
平均年収:262万206円
となっています。
医療事務は、他の事務職と比べてやや低い給与水準になっているようです。
ただし、金額だけを見て「給料が安いから医療事務にはならない」と決めてしまうのは考えもの。
なぜなら、医療事務はアルバイト・パート、派遣社員での求人が多いため、平均収入の金額を押し下げてしまっている可能性があるからです。
また、アルバイト・パート、派遣社員での求人が多いということは、他の職種よりも勤務時間を自由に選べる場合が多いということにもつながります。
つまり、ワークライフバランスを非常に取りやすい職種なのです。
金額だけでなく、働きやすさという要素も検討した上で職種選びをすることをおすすめします。
医療事務で働くと決めたら押さえておくべき3つのポイント
あなたが医療事務として働くと決めたなら、思い描く理想の職場と早く出会うために、押さえておきたいことが3つあります。
ここではそのポイントをお伝えします。
パート・派遣社員・正社員の違い
医療事務の勤務形態には、一般的にパート、派遣社員、正社員があり、自分のライフスタイルに合わせて選べるのも魅力。
では、それぞれの勤務形態におけるメリットとデメリットを見ていきましょう。
(1)パートは「時間の融通がきく」
メリット
忙しい時間帯だけ働くとか、午前中または午後だけなど都合の良い時間だけ勤務することが可能です。
デメリット
給料
未経験なら時給850円前後、経験者なら1000円を超える場合もあり。
(2)派遣社員は「勤務先や条件が自由に選べる」
メリット
派遣会社に登録し賃金や仕事内容など条件を伝えておくと、希望に沿った職場を紹介してもらえて便利です。
デメリット
給料
時給1500円で8時間15日間働いた場合、年収200万円程度です。
(3)正社員は「経済的に安定し、待遇が良い」
メリット
デメリット
給料
病院の規模や地域、資格の有無、キャリアによって異なりますが、年収200~400万円程度です。
(4)正社員で働くなら資格を武器に
医療事務の正社員募集は学歴や年齢より経験が重視される傾向にあります。
未経験での転職なら、まずは派遣社員やパートとして実務経験を積み、同時に資格取得にもチャレンジすれば、資格手当が付いて給料アップにつながるかもしれません。
医療事務の資格に国家資格はありません。
その分多岐にわたる民間資格があり、種類は30以上、主なものだけでも10種類以上にもなります。
資格は大きく医科、歯科、調剤、介護に分かれそれぞれに特徴があるので、関心があるものや職場に合わせた資格を受けるとよいでしょう。
医療事務の転職活動時のポイント
競争が激しい医療事務への転職。
転職活動でいかに抜きんでた行動ができるかが成功へのカギとなりそうです。
ここでは、採用担当者の目に留まりやすい履歴書・職務経歴書の書き方のポイントや、面接時の身だしなみ、振る舞いについてまとめてみました。
(1)志望動機を上手にアピール
医療事務への転職時、採用担当者が最も重視するのは「志望動機」です。
履歴書を書く際も面接のときも、なぜこの職場を希望するのか、医療事務の仕事に就きたい理由は何かを具体的に述べることで、仕事に対して前向きな印象を与えます。
以下では、面接でありがちな志望動機にまつわる質問と回答の一例を挙げますので、参考にしてみてください。
「医療事務という仕事を選んだ理由は?」
私はこれまで2年間、食品会社の経理として経験を積んできました。
そこで身につけた数字に対する正確性を武器に、レセプト業務に取り組んでみたいと考え、貴院を志望しています。
また、受付業務では患者様に信頼していただける病院づくりに貢献できるよう、真摯に取り組んでいきたいと考えています。
「なぜこの病院を選びましたか?」
(面接を受ける病院の理念や取り組みなどの情報を盛り込みつつ)こうした貴院の理念や取り組みに共感を覚え、ぜひ私もスタッフの一人として貢献したいと考えました。
医療事務に転職する志望動機5つ
例文①
医師の説明を聞いても理解できないため、検査をされることがとても怖く、毎回泣いていたのを覚えています。
そういったときに、いつも励ましてくれたのが、医療事務の方でした。
私が興味を持つような話をしつつ励ましてくれる姿を、今でもたまに思い出します。とくに貴院は、○○市の中で最も大きく、患者さんが多い医療機関です。
そんな貴院で、医療事務として仕事をこなしつつ、患者さんを励ます存在になりたいと考えています。
上記は、幼少時代の思い出を題材としたエピソードです。思い出を志望動機に混ぜれば、志望している医療機関に思い入れがあることをアピールできます。
また、「この人なら長く働いてくれそうだな」と、採用担当者を安心させることもできるでしょう。
最後には、きちんと志望している医療機関に貢献する気持ちがあることも、アピールしてください。
例文②
そうして調べている中で、「医療機関の顔」として活躍する医療事務に就きたいと感じたのが、志望のきっかけです。
医療事務の対応は、そのまま病院の評判に繋がるため、とても責任重大な仕事だと感じています。
貴院は、少人数体制で業務をおこなっているため、個人で幅広い業務をこなすことが可能です。
そんな貴院で、さまざまな業務を担いながら医療機関の顔として活躍できるよう、努力いたします。
興味を持ったのをきっかけに、医療事務を目指し始めた志望動機の例文です。
「興味を持って調べた」と伝えれば、しっかりと業務内容や役立つ資格を理解していることがアピールできます。
その医療機関を選んだ理由を伝える際は、他の医療機関にはない特徴を上げると良いでしょう。
「○○といった特徴があるため○○ができる」という風に、プラスの方向に捉えるのがコツとなります。
例文③
そんなときに貴院の求人を見て、ぜひ働きたいと感じたのが応募のきっかけです。
貴院は、「患者さまと親密な関係を築き、地域に貢献する」という経営理念を抱えています。
そして、その名の通り、患者さんと共に地域の催し物に参加している姿を頻繁に見かけます。
その姿に憧れたのも、応募したいと思った理由です。
貴院へ入職できた際は、地域に貢献しながら、患者さんとの円滑な人間関係を築きたいです。
スキルを活かしたいと思い、医療事務を選んだ志望動機の例文となります。
「医療事務ならば、自分の持つスキルを活かせると思った」と述べれば、自己分析をしっかりとおこなえていることがアピールできるでしょう。
志望している医療機関が、スキルをさらに活かせるような特徴を持っていると、より効果的です。
最後には、「どうスキルを活かすか」という部分も、忘れずに伝えてください。
例文④
の時に看護師さんや先生はもちろんのこと、事務のお姉さんがとてもよくしてくれたことが印象的でした。
何度も病院へ行くので顔を覚えてもらい、いつも優しく声をかけてくれました。
また、そのお姉さんがいると、とても安心した記憶があります。
当時は医療事務という職業を知らなかったのですが、その人と同じように、事務職でありながら、患者さんを安心させることができる素敵な仕事に就き、病院の顔として活躍していきたいと思っています。
自分の幼い頃の経験から、患者さん目線に立って考えながら働くことができる、安心させることができるという話を盛り込むことで、明確なビジョンを示しながら志望動機として伝えることができると好印象になります。
例文⑤
人と関わることができ、その人にとって少しでも役立つことができる仕事に就きたいと思った時に、たまたま行った病院で働いている事務の方の存在に気付き、医療事務を知りました。
医療事務は事務能力だけではなく接客スキル、コミュニケーション能力が必要とされ、また、いろんな患者さんがくる中で、その人その人にあった対応をしなくてはならず決して簡単なことではありませんが、その方を見ているととても輝いて見えたのです。
私もそんな人になりたいと思い、今回医療事務職を志望いたしました。
自分の能力とやりたい仕事をしっかりと見極めているところがポイントです。
また、それだけではなく、どのようなスキルが求められているかを理解した上で応募しているところも重要です。
(2)面接時に気を付けたいこと
面接では自分の人柄や仕事への思いを面接官にきちんと伝えることが大事です。
加えて、印象を左右する身だしなみでは次のようなことに気を付けましょう。
服装は清潔感を重視
医療事務は患者や患者の家族と接する機会も多い仕事なので、誰からも好感をもたれる身だしなみや服装を常に意識することが大事です。
また、医療機関で働くのですから清潔感は第一。面接時はその点に気を配っていることが伝わるよう、アイロンがけをしたシャツやスーツ、汚れのない靴で臨みましょう。
ネイルや香水はNG
女性は特にネイル、香りの強い整髪料、香水にも気を付けて。
長い爪のハデなネイルが患者を傷つけたり、香りで患者の体調が悪くなったりすることもあります。
医療事務への転職にはエージェントを活用すべき4つの理由
医療事務へ転職することを検討している人は、必ず転職エージェントを活用すべきです。
転職エージェントを使うべき理由は、下記の4つです。
- 各医療機関の職場状況(雰囲気や業務内容)といった実情を教えてくれる
- 登録した人限定の非公開求人を紹介してもらえる可能性がある
- 医療機関に特化した対策(職務経歴書の添削・面接受け答えなど)が受けられる
- 年収アップや入社日など待遇の交渉や日程の調整をお願いできる
理由1. 各医療機関の職場状況(雰囲気や業務内容)といった実情を教えてくれる
転職エージェントは、掲載している医療機関の職場の実情を熟知しています。
医療機関の職場状況を知るために人事担当だけでなく、取締役や求人を募集している部署の部長、その部署で働く社員へヒアリングをしています。
- 「職場の雰囲気は?」
- 「具体的な仕事内容は?」
- 「入社1年以内の離職率は?」
- 「評価の仕方は?」
- 「残業はどれくらい?」
- 「中途の割合は?」
- 「どこから転職してきた人が多い?」
- 「経営層はどんな人?」
などのことをヒアリングしています。
このような情報は、求人サイトや企業のページには記載されていないことが多いため、エージェントを使うメリットといえるでしょう。
また、エージェントは業界、職種別に担当が分かれていることが多いです。
そのため、エージェント自身が転職を検討している業界・職種の経験者である可能性が高く、業界や企業の内情に詳しいです。
理由2. 非公開求人を紹介してもらえる可能性がある
転職エージェントは、転職サイトや企業採用ページに載っていない「非公開求人」を大量に保有しています。
事業戦略(上場を控えている、新規事業のリリースなど)の諸事情で表立って募集することはできないが、こっそり採用したい企業がエージェントに依頼する求人。
高年収求人や管理職などといったレアな求人であることが多い。
転職エージェントであれば、幅広く医療事務の非公開求人を保有している可能性が高いです。
たとえ非公開求人の募集がなかったとしても、これまでの経歴やスキルが高ければ「〇〇の経験がある・・・、〇〇というスキルを持っているので、採用しませんか?」と、転職エージェントが企業に提案してくれるケースも沢山あります。
そのため、企業のホームページや求人サイトを見て「転職したい企業の求人がない」と思ったら、転職エージェントに相談して非公開求人を探すことをおすすめします。
理由3. 各医療機関に特化した対策(職務経歴書の添削・面接受け答えなど)が受けられる
転職エージェントは、今までの多くの求職者の転職をサポートし転職を実現させているため、選考を突破するためのノウハウを持っています。
具体的には、過去どのような人が採用されたのか、採用されなかったのか、またその時にどのような質問をされて、どのように回答したか、といったデータを転職エージェントは蓄積しているのです。
そのデータをもとに模擬面接を行い、志望動機の伝え方や質問に対する回答の仕方をあなたと一緒に考えてくれるのです。
転職エージェントによっては、面接担当者の名前や人柄、担当者が好む人物像を事前に教えてくれるところもあります。
そのため、他の候補者よりも圧倒的に有利に面接を進めることが可能です。
転職エージェントは多くの場合、面接が終わった後に人事担当者と連絡をとっており、その際に面接では伝えきれないあなたのスキルや魅力を人事にプッシュしてくれています。
あなたが面接で失敗してしまったとしても、エージェントの提案力で面接を通過させるといった事象は日常的に起きています。
エージェントを使うことで、内定をもらえる確率が飛躍的に向上します。
そのため、自分で応募する人と比べ、圧倒的に転職活動を有利に進めることができます。
また、自分で求人に応募する場合、選考の途中で多数の応募者のなかに埋もれてしまうことがあります。
特に人気病院(総合病院や大学病院)や人気職種(医療事務)などの場合は埋もれてしまう可能性が極めて高くなります。
しかし、エージェントは医療機関の人事担当者との人脈があるため、企業に向けてあなたを推薦をしてくれるため、埋もれてしまうことはありません。
理由4. 年収アップや入社日など待遇の交渉や日程の調整をお願いできる
年収交渉は「どのタイミングで言えばいいんだろう…?」、「どれくらいの年収なら受け入れてくれるだろう…?」などと個人では難しいです。
なぜなら、自分で企業へ応募する場合は最終面接の場で入社同意書を書かされるタイミングが年収交渉のタイミングであることが多いからです。
このタイミングで年収交渉をしなければ、年収を交渉する機会をもらうことはできないと言っていいでしょう。
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転職エージェント7つの活用術
転職エージェントを使うべき理由は前述したとおりですが、さらに転職を有利に進めるためにエージェントを使うときに押さえておくべきことを7つ記載しておきます。
1.転職希望時期は「良い求人があればすぐにでも」と言っておく
転職エージェントもビジネスであり、売上目標に追われていることを覚えておきましょう。
担当者との最初の面談では「転職はいつ頃の時期で考えてますか?」と聞かれますが、この時に具体的に転職を考えているなら「良い求人があればすぐにでも」と答えるようにしましょう。
そうすることで、あなたの転職をサポートすることで会社の売上にも繋がると考え、優先順位をあげて対応してもらうことができます。
すぐに転職をするということでなくても、転職エージェントへ答える転職時期としては、「3ヶ月以内」と答えておくといいでしょう。
2.担当エージェントが合わなければ勇気をもって変更する
担当エージェントが「希望条件に合わない求人ばかりを紹介してくる…」や「無理やり転職させようとしてくる」などの場合は、担当を変更してもらいましょう。
実は、担当エージェントを変更することは、日常的に行われています。
とは言っても、直接「担当を変更してほしい」というのは気が引けるという人もいるかと思います。
そのような場合は、メールで担当変更の依頼することをおすすめします。
それも難しいという人は、転職サイトに設置されている「お問い合わせ」で問い合わせるか、あらかじめ他の転職サイトにも登録して保険をかけておくようにしましょう。
いつもお世話になっております。
現在、転職をサポートして頂いている○○(名前)です。
担当していただいている○○様には丁寧にサポートしていただき感謝しております。
しかし、転職活動での不安が大きく、他のエージェントの方のご意見も伺えればと思っています。
可能であれば、現在志望しております○○業界に詳しいエージェントの方に担当をしていただきたいと思っております。
大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
〇〇 〇〇(名前)
3.経歴やスキルに嘘をつかない
登録情報や一連のやりとりについて、履歴情報が残ります。
現役のエージェントの人から聞いた話によると、エージェントの2年前の登録情報と今回の登録情報が違うと言ったことがあるそうです。
この場合は経歴やスキルの虚偽報告をする信用ができない人材として、紹介する求人を限定的にするなどの判断をすることもあります。
そのため、登録する経歴やスキルなどは正直に書くようにしましょう。
4.推薦文は必ず確認する
ほとんどの場合、担当のエージェントは200字〜1000字であなたの推薦文を書いてくれますが、あまり優秀ではない担当者の場合、経歴をそのまま書き写すだけだったり、パッと見た印象だけの推薦文を書くなどといったケースがあるのです。
そのため、自分をどのような推薦文で企業に推薦してくれているのか確認するようにしましょう。
エージェントに推薦文を確認する例として「面接時に相違があると困るので推薦文を見せていただけますか?」や「自分を見直すために、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」とお願いしてみましょう。
5.同じ求人に複数のエージェントから応募しない
数社の転職エージェントを使っている場合、同じ案件には複数のエージェントから応募しないようにしましょう。
企業から「他の転職エージェントからも応募があるんだけど」と各社の担当エージェントに連絡が入ることがあります。
そのようなことがあると、企業・エージェント両者に不信感を与えることとなり、企業へ再応募することはもちろん、内定をもらった企業の内定が取り消しされたりすることもあります。
二度と転職エージェントから案件を紹介してもらえなくなってしまう可能性もあるため、転職エージェントには応募している企業を伝えるようにしましょう。
6.内定が出たら、他のエージェントにも話を聞いてみる
内定承諾をした後、その判断に迷いがないか・正しいのかを確認するために、内定を持っていることを正直に伝えた上で、別の転職エージェントに相談をしてみましょう。
他のエージェントの意見を聞くことで、もっとあなたのキャリアにふさわしい求人を発見することができたり、内定を持って余裕のある状態なので冷静な判断をすることができます。
この行動をしたことによって、内定を辞退することになったとしても、罰則やペナルティなどはもちろんありません。
せっかくもらった内定を辞退するのは心苦しいことですし、別のエージェントに聞きに行くなんて面倒なことでもありますが、後悔せずに納得のいく意思決定をするためには有効な方法です。
7.応募フォームの備考欄に希望するエージェントを記載する
応募フォームの備考欄は任意項目になっているため、ほとんどの人が記入していません。
しかし、だからこそ備考欄に希望するエージェントを記載しておけば、その情報を参考にあなたに合ったエージェントを担当にしてくれます。
例えば、「転職によって年収をあげたい」「年収交渉に強いエージェントに担当してもらいたい」や初めての転職なので実績のある頼れるエージェントにお願いしたいということであれば「100人以上の転職サポート実績があるエージェントを希望」など、転職エージェントに求めていることを記載しておきましょう。
希望する条件や担当を記載しておくことで、優秀なエージェントに担当してもらえる可能性が高くなります。
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幅広い業種、職種の求人を取り扱っており、なかなか自分の希望を満たす求人が見つからないという人でも、希望条件を実現できる好条件求人を紹介してもらえる可能性が高い。
『年収600万円以上』や『3ヶ月分の賞与支給』などの好条件求人や『人気企業』や『大手優良企業』の求人が多いとされている非公開求人の保有数は10万件以上!
面接通過率を17%以上もUPさせる面接向上セミナーも人気
リクルートエージェントでは、面接力向上セミナーを定期的に実施しており、受講者の面接通過率を17%以上もUPさせている実績がある。
セミナー受講者は年間約1万7000人は受講し、満足度は97%*と好評。セミナー会場が遠方の人や仕事の隙間で参加したい人向けにオンラインセミナーもあり。
セミナーを受講しておけば、面接への苦手意識や不安がある人でも自信を持って転職活動を進めることができる。
転職を検討しているのであれば、まず真っ先に登録すべき転職エージェント。
公開求人数:約130,000件
非公開求人数:非公開
年間登録者数:約115万人
サポートが得意な年代:20〜50代
対応エリア:全国
登録者数_公式ページ、プレスリリースを参照
自分でコンサルタントを選ぶことができる
ビズリーチなら、転職サポートしてもらうコンサルタントを自分で選ぶことができる。
なお、コンサルタントはビズリーチ独自の厳しい審査基準を満たさないとコンサルタント登録することができない仕組みとなっている。
また、登録した後も四半期ごとに審査があり、紹介実績や利用者からのアンケートなどによってS~Dまでランク分けがされている。
求職者は、コンサルタント一覧から事前に担当コンサルタントを指名することができるので、コンサルタントとのミスマッチを防ぐことができる。
企業やコンサルタントから直接スカウトが届く
ビズリーチに登録しておけば、企業やエージェントから直接スカウトが届くため、自分の市場価値やどんな企業の求人があるのか知ることができる。
受け取るスカウトに関しては、希望する条件とのマッチ度やコンサルタントのランクによっても絞り込むことができるため効率的にスカウトを確認可能。
また、特定の企業を除外したり、相性が良くないと感じたコンサルタントからのスカウトをブロックすることもできるため、しつこくメールが届くことも防げる。
スカウトをもらえる数が大幅に変わるため、必ず簡易職歴書(全27問)まで記載することが重要。
保有している求人のほとんどが年収500万円以上
ビズリーチの取り扱っている求人のほとんどが年収500万円以上の高年収求人となっている。
高年収求人の中には2,000万円以上の求人や役職者向けの求人もあるため、年収アップしたい人だけでなく、年収を維持させたい人も登録必須。
また、他の転職エージェントに比べて、管理職や外資系企業の求人も多数保有しているため、情報収集としても活用できる。
※マイナビのプロモーションを含みます。
公開求人数:約66,000件
非公開求人数:非公開
年間登録者数:6万人
サポートが得意な年代:20〜30代
対応エリア:全国
登録者数_公式ページ、プレスリリースを参照
職種に特化したエージェントが転職をサポート
マイナビエージェントでは、業界や職種によって担当するエージェントが分けられており、転職を考えている業界や職種に合わせたキャリア相談が可能。
そのため、各業界や職種の専門知識や転職動向などを加味したアドバイスをしてくれるため、転職したらどうなるか具体的にイメージがしやすい。
特に転職活動が初めての20代や第二新卒からの人気が高い。
転職前に職場の雰囲気や業務内容を詳しく分かる
就活や転職サービス事業を幅広く行なっているマイナビグループだからこそ、全国の大手企業や人気ベンチャー企業などと信頼を築いてる。
また、エージェントは各企業に直接訪問し、人事や事業部長、現場の社員から職場の状況をヒアリングしているため、転職する前に職場の雰囲気・具体的な業務内容、人事評価制度、事業の成長性を詳しく知ることができる。
そのため、転職した後のミスマッチも少ない。
面接の日程調整や退社手続きも手伝ってくれる
マイナビエージェントの転職サポートは、初めて転職する人にも丁寧で親切との定評がある。
具体的には、面接の日程調整や円満退社するためのアドバイスや準備しておくべき書類などを教えてくれる。
また、転職した後も定期的に連絡をして、転職する前のイメージとズレていないか、人間関係で悩んでいることはないか、残業や休日などに不満はないか、などといったことの相談に乗ってくれる。
不安なことや不満があるけど、直接企業に聞きにくいという場合には、エージェントが代わりに企業に伝えてくれることも。
公開求人数:約260,000件
非公開求人数:非公開
年間登録者数:非公開
サポートが得意な年代:20〜50代
対応エリア:全国
登録者数_公式ページ、プレスリリースを参照
dodaだけで紹介してもらえる求人が約9割
10万件以上の求人を保有しているが、そのうち約9割がdodaでしか見ることができない独占求人や一般には公開されていない非公開求人となっている。
独占求人の中には、高待遇ポジション求人や新規事業の立ち上げなど、転職者から人気の高い求人も多数。
リモートワーク可能な企業、副業を推奨している企業など、こだわりの希望条件がある人にもおすすめ。
求人サイトとエージェント機能の両方を併せ持つ
dodaでは、自分で希望条件で求人を検索することもできるし、エージェントに希望条件を伝えて求人を紹介してもらうことの両方の利用方法ができる。
doda独占求人や非公開求人はエージェントからしか紹介を受けることができないため、エージェントの利用がおすすめですが、まずは求人だけ見てみたいという人は自分で検索することも可能。
毎週月曜日と木曜日に求人が更新されるので、そのタイミングで求人をチェックしてみると思いがけない求人と巡り会えることも。
年収診断や適職タイプ診断などのコンテンツも人気
年齢や職歴などを入力することで適切な年収を診断することができる年収診断、約60問の診断項目に回答することで自分に適した仕事が分かる適職タイプ診断など、転職先を検討する際に役立つコンテンツが充実している。
なんとなく今のまま仕事を続けるのは不安だけど、具体的にやりたい仕事があるわけでもないと悩んでいる人は、dodaのコンテンツを通じて転職活動をする軸を考えてみることがおすすめ。
公開求人数:約20,000件
非公開求人数:非公開
年間登録者数:非公開
得意な年代:20代後半〜50代前半
対応エリア:全国
登録者数_公式ページ、プレスリリースを参照
外資・グローバル企業に強い
ロンドン発祥の転職エージェントであり、日本を除く11カ国に拠点もあることから独自のネットワークを活かした外資系や海外企業への転職に強みを持つ。
「P&G」や「プルデンシャル生命」といった海外でも有名な企業だけでなく、「トヨタ」「パナソニック」「ヤフー」などの日本国内の有名企業の求人も保有している。
コンサルタントから紹介してもらうことができる非公開求人が多いことも特徴的であり、登録しておくことで他の転職エージェントサービスでは見つけられなかった求人と巡り会える可能性が広がる。
年収アップ、キャリアアップできる可能性が高い
公開求人だけでも年収500万円以上が基準となっており、非公開求人の中には年収800万円以上の高年収求人も多数ある。
これまでの経験やスキルを武器にさらなる年収アップを狙いたい人にはチャンスが多いエージェントサービス。
ただ、管理職や専門職の求人情報がメインになり、即戦力としての活躍を期待している企業が多いことから経験者には適しているが、未経験の職種にチャレンジしたい人にはあまり適していない。
紹介してくれる求人のマッチ度が高い
JACリクルートメントは大手エージェントサービスの中では珍しく、企業側と求職者側の対応を同じアドバイザーが行なう「両面型の転職エージェント」となっている。
両面型のメリットとしては、企業の社風や仕事内容をコンサルタントが熟知しているからこそ希望する条件と紹介する求人のマッチング精度が高められること。
また、求職者としては企業が求めている人物像や評価される経験やスキルなどのリアルな情報が手に入る。
そのため面接でズレのないアピールができ、結果として面接通過率を上げられる可能性も高くなる。
英語面接などの対策に親身に取り組んでくれるため、外資系企業にはじめて挑戦する方でも安心して転職活動に臨める。
公開求人数:約538,000件
非公開求人数:非公開
年間登録者数:非公開(累計1,000万人以上)
サポートが得意な年代:20〜60代
対応エリア:全国
登録者数_公式ページ、プレスリリースを参照
毎週約2,000件の求人が追加
業界最大級の掲載求人数を誇り、毎週約2,000件の新着求人が追加される。
また、掲載求人のうち85%がリクナビNEXTにしか掲載していない求人なので、他の転職サイトでは希望条件通りの求人が見つからなかった人でも、理想の求人が見つかる可能性が高い。
エージェント機能はないため、非公開求人や面接対策などのサポートを受けることができないため、他の転職エージェントと併用して利用するのがおすすめ。
気軽に情報収集ができる
自分のペースで気軽に求人を検索したり、応募したりできる。
職務経歴を登録しておけば、企業からスカウトメールが届くこともあるため、どんな企業があなたに興味を持っているか把握することもできる。
医療事務で働く人の実情
医療事務で実際に働いている人に伺ったインタビューを載せておきます。
転職する際の参考にして下さい。
「患者さんとのコミュニケーションをとることが好きな人におすすめ」
39歳 女性 勤続年数:1年半
都営新宿線沿線にあるクリニックに勤務していました。
常勤医師2名+臨時が2名(曜日によって)、看護師が3名、鍼灸師が3名、医療事務が5名の勤務体制でした。
私は医療事務の募集で採用されました。仕事内容は、受付、カルテの入力業務などです。
仕事のやりがい
主におじいちゃん、おばあちゃんの患者さんが多いクリニックでしたので、私の顔を覚えて下さり、いつもお話するのを楽しみにして下さる方がいらっしゃいました。
笑顔で帰って下さるととても嬉しい気持ちになりました。
覚悟しておいた方がいいこと
受付業務から、カルテの管理、入力業務など大抵の病院は、とても忙しいと思います。
午前の受付が終わっても患者さんが帰るまでは、お昼休憩が取れませんし、 お昼を食べるとすぐに午後の受付が始まるので、体力的には大変でした。
また、月末のレセプトをしめる時期は、1週間ほど帰宅が深夜になりました。
給料・待遇
私が働いていたクリニックは、残業手当が出ませんでしたが、新卒の初任給(20歳)にしては割と多い、手取り22万ほどだったと思います。
その他に年1回社員旅行があり(近場の海外、グアムなど)、費用は全てクリニックの方で負担して下さいました。
職業の恋愛・結婚事情
医療事務の事務長が、このクリニックの医師とお付き合いしているようでした。
また、医院長の奥様も以前こちらで働いていた方のようでしたので、社内恋愛が多いのかな、と思います。
ただ、普通の事務員は、別の会社の方とお付き合いしていました。
医療事務を目指す人へのメッセージ
ヤル気があり、患者さんとのコミュニケーションをとることがお好きな方でしたら、仕事的にも安定していますし、お給料も良い仕事だと思うので、おススメです。
診療報酬の計算などが、割と頻繁に変わるので、勉強熱心な方も向いていると思います。
「事務であっても患者様のお力になれている」
42歳 女性 勤続年数:8年
地域医療支援病院で、病床数は私が勤務していた当時は約700床でした。
公的医療機関だったため、職位は主事という公務員に準じた名称でした。
私の場合、病院の正職員での採用だったため、入職当時は医療事務ではなく事務職として採用され、配属が医事課でした。
今は、医療事務の資格を取得してから働くケースが多いと思いますが、私の場合は現場の仕事を通じて医療事務を覚えました。
仕事内容は、受付、医療事務用のコンピュータ操作、入退院手続き、レセプト点検、救急外来の受付業務、患者様への案内文書の作成、診療録に関する会議への出席などさまざまなことを体験させていただきました。
仕事のやりがい
事務員であっても患者様に感謝されるところにやりがいを感じます。
脳外科の受付を担当していたときに、毎日リハビリに来られていた患者様から年賀状をいただいたことがあります。
リハビリのためだからといって、脳外科のスタッフひとりひとりに1枚ずつていねいに書いてくださいました。
「いつも声をかけてくれてありがとう」と書かれていたものに感動しました。 事務であっても患者様のお力になれていると思うとうれしかったです。
また、仕事を通じて、病気の知識が得られるところも面白いところです。
医師からいろいろなことを教えてもらうのは楽しかったです。
覚悟しておいた方がいいこと
事務として、支払の話をしなければならないときがあります。余命いくばくもない患者様に対して説明することもあります。
また、私の場合は救急外来の仕事もしていたことがあるので、瀕死の状態で運ばれてくる患者様のご家族からお名前をお聞きしたり、生年月日をお聞きしたりと切ない場面に多々遭遇しました。
私の場合は、公務員に準ずる扱いだったので、金銭面での待遇は比較的よかったと思いますが、同じ病院でも派遣の方はお給料も安く大変そうでした。
給料・待遇
比較的大きな病院の正職員だと国家公務員の事務職に準ずる給与です。
大卒1年目なら18万円くらいがスタートです。年収も公務員並です。
病院の中には、東芝や日立のように大手企業直営の病院もあります。そういったところだとお給料も高めです。
民間病院の場合は正職員であっても大卒1年目で16万円くらいのところもあります。
どの医療機関であっても医療事務にかかわる人の場合、毎月1日から10日までが請求の忙しい時期です。
そのため、ゴールデンウィークや年末年始はカレンダーどおりには休めません。
もちろん、代休はあると思います。
恋愛・結婚事情
職種は違っても同じ病院内での結婚が多かったです。
結婚を機に女性の方は退職された方もいらっしゃいましたが、お互いに仕事がわかるという点でご夫婦で仕事をされていたケースも多かったです。
そのほか、病院に出入りしていた銀行の方と結婚された先輩もいました。
医療事務を目指す人へのメッセージ
医療事務の場合は、どういうところで働くかによってかなり収入の差が出ます。
今、病院は医療事務は派遣に任せるというケースが少なくありません。
もし、病院の事務職としての入職を狙うのであれば、医療事務だけでなく診療情報管理士や医療情報技師のような資格がある方の方が有利だと思います。
「病院の顔である受付は患者さまと一番接する場所」
25歳 女性 勤続年数:2年
消化器系の内科の病院の医療事務をしていました。
勤務地は大阪府内です。
個人医院でしたが、内視鏡検査などしていたので看護師さんの数も多く10人ほどいました。
医療事務は随時2人が受付にいて4人で交代しながら勤めていました。
仕事内容は、先生のカルテをパソコンで打ち、処方箋と領収証を印刷してお会計をする仕事です。
朝は医院内のお掃除をします。
月末になるとレセプト作業をします。
保険会社に請求するための作業で大事なものです。
仕事のやりがい
病院の顔といっても良い受付は患者さまと一番接する場所なので、ありがとうと感謝の言葉をかけられると、とてもやりがいを感じます。
また、医療の仕事なので人のために役に立てていることが本当に仕事をやっていて良かったと思います。
覚悟しておいた方がいいこと
常に勉強の日々です。
新しいことも出てくるたびに覚えることが必要ですし、お金の計算や大事なお薬を出す処方箋を作成するのは命に関わることなので、ミスは許されません。
毎日集中力との戦いです。
長時間のパソコンに向かっての作業が続くので目に負担がかかります。
給料・待遇
お給料は時間給で1時間850円でした。健康保険などの手当てはありませんでした。
自分で加入しないといけません。
月給にすると14万円ほどでした。
手取りが13万と少しという感じでした。
年収は150万程度でした。
医療事務の恋愛・結婚事情
パートの方が多く、ほとんど結婚していてお子さんもいて午前中の人と午後の人と交代するというシフトでした。
主婦の方は掛け持ちしながら仕事を続けやすい環境なので人気です。
子どもさんが体調を崩したりして、どうしても休みたいときも、みなさん主婦なので助け合いの精神で、うまくシフトを回していました。
医療事務を目指す人へのメッセージ
医療のお仕事は健康のお手伝いができるやりがいのあるお仕事です。
主婦の方には長く続けやすい環境が整っています。
女性が多い職場なので、周りとの協調性はとても大事です。
患者さんが健康になって笑顔の姿を見るととてもやりがいを感じることができます。
自分自身も成長できるお仕事なので、ぜひ目指してがんばってもらいたいです。
まとめ
医療事務は人を支える喜びを感じながら自由な働き方を実現できる仕事です。
患者さんの笑顔に触れ、人を支える喜びを感じながら、自分のスタイルで自由な働き方を実現できるというメリットはなにものにも代えがたいものがあります。
レセプト業務などでは専門的な知識を求められますが、「未経験可」としている求人も多いので、働きながら必要な知識やスキルを身に付けていくことは可能です。
医療事務という仕事に興味を持っているのであれば、転職できるかどうか、転職エージェントに相談してみていかがでしょうか。
まずは、パートやアルバイト、派遣社員といった採用のハードルが低い雇用形態からチャレンジしてみるのもいいかもしれません。