新卒が会社を辞めるときに押さえておくべきこと

「会社を辞めたいけれど、新入社員で辞めてもいいのかな…」「辞める理由が思いつかない」「潔い辞め方を知りたい」こう思っている人も多いはず。
新たな気持ちで次へ進むために、新卒・新入社員の会社の辞め方から会社を辞める理由まで、しっかりチェックしておきましょう。

会社の辞め方で悩んでいませんか?

新卒や新入社員の場合、会社を辞めるにあたって色んな不安が頭を過ぎりますよね。
これからご紹介する「新卒や新入社員の会社の辞め方」や「すぐ辞めたい時に考える事」を知っておきましょう。
そして会社を辞める理由に悩んだら、是非「上司が納得する退職の理由例」を参考にしてください。
「辞めたいけど辞める勇気が出ない」「辞め方が解らない」、そう思い悩んでいる方は必見です。

新卒や新入社員が会社を辞める5つの手順

手順1:期限を決める

一度でも「会社を辞めたい」と思ったら、その考えを払拭するのはなかなか難しいものがあります。
会社を辞めたい気持ちを抱えたままでは気持ちよく働けませんし、仕事への熱意や集中力も損なわれるでしょう。
もし一度でも「会社を辞める」事を考えたのであれば「いつまでに辞めるか」の退職期限を設けましょう。
例えば、「これから1ヶ月以内には辞める」「半年頑張ってその間に辞める」と期限をつけるのです。
その決めた期限内に会社を辞める手続きや転職活動を行う事で、いつまでもだらだらとやりたくない仕事を続ける心配がなくなります。

手順2:辞めたい理由を考える

どうして会社を辞めたいのか、貴方の「辞める理由」を見つけてください。
上司に伝えられる程、ハッキリとした辞める理由を見つける事で、退職の決意が揺るがなくなります。
そしてこれは、「転職先では同じような事で辞めないようにしよう」と、次の職で活かす事ができるのです。
辞める理由を見つけるという事はつまり、いつまでも転職を繰り返して落ち着かないという事態を防ぐことにもなるのです。

手順3:誰かに相談する

会社を辞める事を誰かに相談して、力になってもらいましょう。
相談する事、誰かに話す事で事態をもう一度整理できますし、より辞める決意を固められます。
相談相手は論理的な考え方が出来る人が適しているでしょう。
直感的に動く事を得意とする人や、仕事に熱意を持っている所謂熱血漢な人では、辞める事を責められてしまうかもしれません。
新卒や新入社員で退職経験のある友人や知人、同僚に相談をする事で、退職後の動き方や辞め方をアドバイスしてくれる場合もあります。

手順4:転職先を探す

会社を辞めると決めたと同時に、転職先を探し始めてください。
転職支援サイトに登録したり、友人知人の伝手を頼ってみるのもいいでしょう。
転職先を探す事で退職後の生活の安心感を得る事ができますし、無職の期間を短く済ますことができます。

手順5:必ず上司に退職を伝える

会社を辞める決意を固めたのならば、次は上司へ退職したい事を伝えましょう。
新卒や新入社員で会社を辞めるなんて怒られそう…なんて考えると、言い辛いあまり逃げたくなるかもしれません。
しかし退職の意思を伝えないままで無断欠勤を長期間繰り返していると、懲戒処分(懲戒解雇)となる事があります。
懲戒処分(懲戒解雇)となってしまえば次の職を探している時にも、それが足かせになってしまいます。
無断欠勤はせずに退職の意思を伝え、退職の日まで出勤する事が社会人としての最低限のマナーであり、正しい辞め方です。

すぐに会社を辞めたいときはどうする?

すぐに会社を辞めたい場合は、退職届を用意する
会社規定の退職届が有る場合はその退職届に記入しておきましょう。
指定の退職届が無い場合は、白いA4(またはB5)便箋を用意します。
黒のボールペンでまず一行目に「退職届」と書き、二行目の下段に「私事、」と書きます。
三行目に「この度一身上の都合により、来たる平成○年○月○日をもって、退職致します。」と書きましょう。
「平成○年○月○日」の部分には、退職する日を記入しますが、こちらは上司と相談の上記載します。
一行空けた後に、退職届の提出日、貴方の所属部署名、貴方の氏名を記載しましょう。
そして貴方の名前の下に認印を押します。
その次の行に退職する会社名、会社の代表取締役の役職名と氏名(代表取締役社長 苗字名前様)を書きましょう。
因みに、退職「届」は提出後に撤回不可ですが、退職「願」は提出後でも撤回可能です。
ギリギリまで会社を辞めるかどうか、辞め方に悩んでいる場合は「退職願」を提出してみてはいかがでしょうか。

すぐに会社を辞めたい場合は、上司に伝える

すぐに会社を辞めたい場合は、強気な態度で上司へ辞めたい気持ちを伝えます。
出来れば対面で、無理そうならば電話で伝えましょう。
この時に大事なのは「いつまでに辞めたいと思っている」としっかり言う事です。
最初は上司も「そんなにすぐ辞められては困る」、「そちらで辞める日を決めるな」と止めるかもしれません。
しかし、辞めたいと思ったならばその気持ちを貫く事で、いつまでも退職を引き延ばされる事のない、スムーズな辞め方ができるでしょう。

すぐに会社を辞めたい場合は、生活費の確保と返却物の用意

退職した後の生活費や、家賃、転職活動中の金銭の確保は大切です。
貯金を計算して「○ヶ月以内に転職を成功させる」と決意を持って行動してください。
また、入社した会社で配られた名札や制服等がある場合は、それを全て返却できるように用意しておきましょう。
特に制服の場合は、クリーニングをして返却する事が会社への礼儀ですし、また辞める本人も、後腐れ無く辞めることができます。

相手を納得させる会社の辞め方

家庭の事情

辞め方として否定しようのない理由といえます。
例えば「祖父母(または両親)の介護をする為に、もっと時間に余裕のある仕事を見つけたい」といった理由を話すのはいかがでしょうか。
もしくは「両親が体を壊してしまったので、家業を継ぐ為に会社を辞めたい」という理由です。
介護や家業を継ぐ等の、所謂「家庭の事情」を理由にすると、いくら上司であっても簡単に「辞めるな」なんて言えません。
「一度ご両親と相談させてほしい」と言われたとしても、「そのような事は申し訳ないので」と断りましょう。
本当は介護や家を継ぐ必要はなかったとしても、家庭の事情を退職理由にすると、納得してくれる場合が多いのです。
それに会社の辞め方としては最もスムーズに事が運ぶでしょう。
実家に連絡を入れられ事実確認される事がないように、予め緊急連絡先に実家の電話を記載しない、という事も必要です。

人間関係

「会社の人間関係が上手くいかず、これ以上ここで働く事は精神的に辛い」といった、人間関係の悩みという理由例です。
実際に人間関係が上手くいかずにそれを理由として退職する社員は多いので、「嘘だ」とは思われる事はありません。
この場合は「誰か合わない人がいるのか」や「いじめられているのか」と尋ねられる場合があります。
もしも本当に人間関係が理由で辞めたいならば、この際なので洗いざらい話してしまいましょう。
上司によっては「部署を代わるか」と、部署移動を提案してくる事があります。
部署を移動してそのまま働き続けたいならばそうするといいですし、それでも嫌ならば辞めてしまっていいでしょう。
最後に言いたい事を言えるので、ストレスが溜まりにくい辞め方です。

健康状態の悪化

「持病のヘルニアが酷くなりドクターストップがかかったので」や「うつ症状が悪化してこれ以上は働けない」といった辞め方です。
元々何らかの疾患を抱えている場合、本当にうつ症状がありそれが悪化した場合に使う事ができます。
この場合は診断書の提出を求められますから、仮病の場合はあまり使えません。
しかし逆を言えば、診断書さえ用意できるならば、相手に「正当な退職理由」だと思ってもらいやすい辞め方なのです。

目指したい夢がある

相手にポジティブな印象を与える辞め方はとしては「公務員を目指したい」や「なりたい職業をどうしても諦められない為」という、目指したい夢を退職理由にする場合です。
人によっては「何を言い出しているんだ」と呆れられるかもしれません。
しかしその夢を応援してくれる、後押ししてくれる人も、少なからずいるはずです。
「自分のキャリアアップを図りたいので」と言って、高い志を持っている事を伝えましょう。
考え直すようにと話し合いの場を設けられるかもしれませんが、何度も伝えている内に退職を認めてもらえます。
また、どちらかといえばポジティブな理由になりますから、遺恨を残さない辞め方が出来るでしょう。

金銭的な理由

「家族の事業が失敗し、多額の借金を負ってしまったのでもっと稼げる職を探さなければいけない」というような理由です。
所謂「金銭的な退職理由」で、これを止めようとする人はあまりいないでしょう。
「今の給与では暮らしていく事ができない」と切に訴えかける事で、退職を認めてもらえます。
なかなか言いにくい理由ではあるかもしれませんが、退職を無理やり引き止めにくい理由なのです。
どうしてもいい退職理由が見つからない、遺恨を残さない辞め方をしたいのであれば、是非使ってみましょう。

自分の理想に近い会社に転職するのも一つの手段

「自分の思ってた会社と違った」「一緒に働く人のモチベーションが違う」など、実際に入社してみないと分からないことって沢山あると思います。
また社会人でも自分の理想の働き方を実現できている人は、数少ないのが現状です。
もし今の段階で合わないと感じているなら転職をおすすめします。

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    転職を最大限に有利に進めるための6つの転職エージェント活用方法

    1.とりあえず「良いところがあればすぐにでも」と言っておく
    キャリアアドバイザーも売上目標があり日々追われています。
    担当者とのファーストコンタクトでは「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれますが、この時に具体的に転職を考えているなら「良いところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。
    そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。
    2.担当が合わなければ勇気をもって変更する
    担当のアドバイザーに情を移してはいけません。
    実は、担当変更は大した問題ではないため、性格が合わなかったり、知識に不満があれば変えてもらいましょう。
    担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。

    担当変更メール文面例
    いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。
    現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。
    もし可能であれば、現在志望しております○○業界に詳しいアドバイザーの方と一度お話をしたく考えております。大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

    3.経歴やスキルに嘘をつかない
    登録情報や一連のやりとりについては申し出をしない限りは情報が残ります。
    エージェント界隈でよく話題にあがるのが3年前の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・という話です。
    この場合、虚偽報告を行う危険な人材として紹介する案件を限るなどの判断がくだされます。
    4.推薦文は必ず確認する
    ほとんどの場合、担当のキャリアアドバイザーはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きますが、あまり優秀ではない担当者の場合は経歴をそのまま写すだけなどひどいケースがあります。
    そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。
    5.同じ求人に複数のエージェントから応募しない
    数社の転職エージェントを使っている場合、同じ案件には複数のエージェントから応募しないようにしましょう。
    企業から「他の転職エージェントからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。
    企業・エージェント両者に不信感を与え、場合によっては破談となり、企業に再度応募することはもちろん、その転職エージェントから案件を紹介してもらえなくなるでしょう。
    6.内定が出たら、他のエージェントに話を聞きに行ってみる
    内定承諾をした後、その判断に迷いがないか・正しいのかを確認するために、正直に内定を持っていることを伝えた上で別の転職エージェントに相談をしてみましょう。
    そうすることで、もっとあなたのキャリアにふさわしい案件が発見できたり、内定を持って余裕のある状態で冷静な判断ができます。
    この行動によって結果的に内定を辞退したとしても、転職エージェントにはしっかりと謝罪をしなければなりませんが、法的なペナルティーはありません。
    内定を辞退するのは大変心苦しいことですし、転職エージェントとしてされると非常に腹がたつのですが、ご自身のキャリアに対して妥協せずに意思決定をするために有効なテクニックです。

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