この記事を見に来ているということは、あなたは恐らく現在フリーターだと思います。
また、
「月収を増やしたいから正社員になりたいな」
「正社員になって少しでも裕福な生活がしたい」
なんて思っていませんか?
しかし、正社員になれば月収が上がるというのは大間違いです。
実は、フリーターで働いている方が月収が高いことはあるのです。
そこで、今回はフリーターと正社員の違いについて詳細に書いていきたいと思います。
また、月収を上げる方法や休日を増やす方法も合わせてお伝えしていきます。
現在、フリーターとして働いている人、正社員として再就職をしたいと考えている人は必ず読んでください。
※ただ、30歳以上の人は試すことのできない方法になりますので、29歳以下の人のみ読み進めるようにしてください。
2024年12月時点では、全体の求人数はやや減少傾向です。
新型コロナウィルスの影響もあり、一時的に求人数は大きく減少しましたが、採用を再開させた企業や新たな人材の採用活動を進めている企業が増えています。
そのため、少しでも転職を検討している人は、転職市場の景況感を把握し、今まで以上にこまめに最新の求人をチェックしておくことが大切です。
自分ひとりでは間違った情報を収集してしまったり、日中の仕事をこなしながら情報収集する時間を取ることも大変。
そんなときは、企業から最新の情報を手に入れており、転職市場に詳しい転職エージェントをうまく使いましょう。
1.フリーターと正社員の待遇の違い
まずは、フリーターと正社員の待遇の違いを理解しましょう。
初任給
正社員の平均年収は、フリーターが就職せずにアルバイトのみで働いた場合と比べてどの程度差があるのか、まずは初任給の比較です。
厚生労働省の統計によると、2015年の高校卒業者の初任給が平均で16万9千円、短大・専門学校卒で17万6千円、大学卒で20万2千円、そして、大学院修士課程終了後に卒業した者は22万8千円となっています。
それに対して、フリーターは1日8時間、時給1,000円で週5日働いたとして月収は16万円~17万円ほどです。
今度はこれらを年収で換算すると正社員は大卒で240万円程度となり、フリーターは月17万円として年収は204万円になります。
これを見る限り、差は大きくないと感じるかもしれません。
しかし、一般的に正社員に用いられる年収・月収とは、予め税金や年金、社会保険料などを天引きされて支払われた給与のことを指します。
一方で、フリーターはこの年収・月収から、各種税金や国民年金、社会保険料などを自分で払わなければなりません。
つまり、アルバイトで月収17万円を稼いだとしても、実質的な月収は12~13万円、年収で150万円ほどという計算になるということ。
手取り金額に差を感じなくても、実際には万単位での開きがあることになります。
このことから、正社員とフリーターでは同じ勤務時間でもスタートの時点で差がつく可能性があることがわかるでしょう。
(引用:厚生労働省)
生涯賃金
スタートの時点で正社員と大きな差がつけられることがあるフリーターですが、本当に問題なのはその先です。
正社員の給料は、勤続年数やキャリア、スキルを積むと次第にアップしていきます。
対して、フリーターの時給は上がりにくく、1度の昇給時の金額は10円~100円、200円程度と少なめ。
その結果、すべての年齢層における正社員の平均年収が約415万円に対して、フリーターの平均年収が約170万円という大きな差になって現れてきます。
年収は、65歳までに正社員が稼ぐお金の合計「生涯賃金」に大きく影響することがわかるでしょう。
若い間は年収が低くても生活できるかもしれませんが、年を取ると体力が低下してできる仕事が限られてしまい、退職を余儀なくされたり、短時間勤務や休日を増やしたり
しなければならないことも。
フリーターは時給制であることから、退職や時短勤務はそのまま収入の減少を意味します。
ケガや病気になっても保障がなく、貯蓄も少ないため、いざという時に困窮するケースも少なくありません。
さらに、正社員が厚生年金に入っていると、老後に平均で約22万円の支給がありますが、フリーターのほとんどは国民年金で、支給額は6万5千円ほどとなっています。
もちろん、個別で個人年金を積み立てるのは可能ですが、収入が少なめのフリーターの方は生活にゆとりがなくなってしまうかもしれません。
フリーターは老後に対して大きな不安を抱えていることになります。
(引用:平成27年賃金構造基本統計調査の概況)
休日・休暇
一見、フリーターは休みが多く、正社員は休みが少ないと思う方もいらっしゃると思います。
しかし、実際はその限りではなく、制度が充実している正社員の方が休暇が充実している場合もあるのです。
基本的に正社員であれば休日は固定(交代制もあります)であり、会社の規定により最低の休日日数は決まっています。
休日出勤などであれば代休制度を利用するなど、会社の規定として制度は決まっております。
一方フリーターであれば、シフト制の職場である限り、ある程度希望を出す事ができます。
しかし、時給制のため会社の規定で最低の休日日数が決まっていることは少なく、代休などの制度も無いことが多いです。
長期休暇
正社員であれば、会社にもよりますが、夏季休暇や年末年始休暇など長期休暇があります。
さらに、慶弔休暇や年休など通常の休日とは別の休暇がもらえます。
最近ではバースデー休暇などの記念日休暇や、リフレッシュ休暇などの新しい休暇制度を導入する企業も増えております。
一方、フリーターであれば休みはある程度自由に取る事ができるでしょう。
しかし、休めば休むだけ給与が下がるのはもちろんのこと、他のアルバイトの方との兼ね合いもあるので、年に何回も長期休暇を取ることは難しいでしょう。
社会的信用
正社員で雇用されるということは、単純な報酬の面だけでなく社会的な信用を得る事でもあります。
将来的な面も含めての比較です。
ローンなどの審査
正社員は賃金などの直接なメリットだけでなく、社会的に有利になるといった点もあります。
車や家など大きな買い物をする際にローンを組もうと思っても、フリーターでは審査に通らないという事も珍しくありません。
また、クレジットカードの金融機関の審査も通りにくいのが現状です。
いかに高時給のアルバイトであっても雇用形態で判断されるので、手取りが高くともアルバイトであれば審査には通りにくいのです。
将来の安定性
雇用の安定といった面においても、正社員とフリーターでは大きな違いが有ります。
正社員は法律で守られているので簡単には解雇されることがありません。
しかし、アルバイト契約であれば、雇用主からの一方的な通告で解雇することができます。
そのため、正社員で働くことは、安定した生活への第一歩なのです。
近年では、正社員でもいつ会社が潰れるかわからないから安定していないとの声もあります。
しかし、フリーターであれば尚更雇用は安定しません。
さらに、万が一勤め先が倒産してしまっても、正社員であれば今まで務めた職歴があり、会社倒産という正当な理由もあるため、転職活動においても大きなマイナスになることは少ないです。
一方アルバイト雇用であれば、長く勤め年齢が上がるほど仕事内容を変えての応募が難しくなるため、また同じ様な環境を探す事になってしまいます。
仕事の幅
フリーターの仕事で身につくスキルは、同じ仕事内容で活かせるものがメインになります。
例えば、コンビニのアルバイトであれば、レジ打ち・品出し・清掃など、特定の場面でのみ使えるスキルになります。
そのため、スキルを活かしての就職や転職は同業界のみに限られてしまう事がほとんどであり、別の仕事に就くためには未経験歓迎の求人へ応募する必要があります。
正社員としてスキルを積んでいれば、転職や何らかの理由により再就職する際にも、様々な選択肢があります。
例えば営業職として仕事をしていれば、仕事によっては営業力や交渉力だけでなく、企画や資料作成、PC操作、事務処理などのスキルも見についていることがあります。
さらには、ビジネスマンとしての地力や知識も付いているので、別業界・別職種への挑戦も可能です。
フリーターと正社員で変わらないこと
続いて、フリーターであろうと正社員であろうと変わらないことを見てみましょう。
労働時間
フルタイムで働くフリーターも正社員も実際は労働時間に大きな差はありません。
正社員には残業がありそうですが、結局頑張りがちなフリーターも残業してしまいます。
責任の重さは違えど、労働時間に関してはさほど変わらないということができます。
もちろんブラック企業の場合は例外です。
人間関係
正社員とフリーターを両方経験した私だからわかりますが、どちらも人間関係の悩みは尽きません。
社員には社員なりの悩みがありますし、フリーターもしかりです。
まず社員だと上司からも部下からも板挾みになるのが辛いでしょう。
一方でフリーターは全くタイプの異なる悩みです。
それは肩身が狭くなるということ。
社員の時は社員というだけで話を聞いてもらえましたが、フリーターはそれだけでもバカにされ、見下されてしまうことがあります。
同じ人間であるにもかかわらず。。
結局人は猿山のボスの言うことに従ってしまうもの。
たとえ、同じ人間だったとしても人の見る目は異なるのです。
このようにフリーターはフリーター、正社員は正社員で人間関係の悩みは尽きません。
そういう意味でもフリーターでも正社員でも変わらないでしょう。
そのため、もし人間関係が嫌で正社員をやめようと考えているならフリーターになったからといってそれが解消されるとは限りません。
社会保険はフリーターでも入れる
フリーターでも社会保険に加入することができます。
つまり、正社員との違いにはなりません。
フリーターであろうが、正社員だろうと、社会保険には加入できるのです。
もっともフリーターの場合は会社にもよるでしょう。
アルバイトでも一定の時間を超えると、社保に加入する義務が発生します。
そのため、あまり優良企業ではないアルバイトだと社保に加入させないためにシフトを削るなんてこともよくある話です。
費用の半分を事業者が負担しなければならないことから、加入させたくないというのが企業の本音です。
もちろん正社員の社会保険の加入は義務づけられています。
よって、社会保険の加入を求めてアルバイトから正社員を目指す人も珍しくありません。
フリーターのメリット
続いては、フリーターでいることのメリットも見てみましょう。
責任が少ない
フリーターの最大のメリットは責任が少ないことです。
責任感に押し負けてフリーターになってしまう人もいます。
「フリーターは気楽でいいよな」
まさにその通り、気楽じゃなきゃフリーターなんてやってられません。
場所と働く時間を選べる
好きな時間、好きなところで働けるのがフリーターの魅力の一つです。
アルバイトなら基本的にシフト制で、異動も一切ありません。
一方で正社員が働く時間を選べることは皆無です。
仮にシフト制の会社でも自分の希望が全て通ることはありえません。
会社の規模によって、異動が伴うこともあります。
時間と場所に融通きくのがフリーターなのです。
好きな分だけ働ける
次も時間に関するメリットなのですが、今度は量です。
フリーターなら自分の都合に合わせて労働時間を決められます。
たくさんお金が欲しい人はたくさん働いてよし、そこまでお金が必要ない人は減らしてよし。
こんなことができるのもフリーターだからです。
受かりやすい
基本的には正社員になるより、アルバイトで採用される方が簡単です。
これは誰でも予想がつくでしょう。
正社員の方が経営者側からしたらやはりそれなりにコストがかかるので精査しなければなりません。
それに解雇しにくいですから。
一方でアルバイトは言い方悪いですが、要は使い捨てです。
ですから比較的簡単に受かることができます。
なかなか仕事が見つからない人がアルバイトから始めるのもそのためです。
すぐに辞められる
フリーターは比較的簡単に職場を変えられます。
もちろん、正社員でも辞められる権利はあります。
しかしイメージ的にはやはりアルバイトを辞めるのと、社員を辞めるのとでは敷居が異なります。
フリーターであれば、アルバイトが嫌ならやめればいいのです。
フリーターとフリーランスって違うの?
次に、フリーターとフリーランスを混同している人もいらっしゃるようなので、違いをみていきましょう。
フリーランスとは
フリーランスは、決まった会社などに所属せず、仕事に応じて自由に契約する働き方です。
使われ始めたばかりの言葉ですので、時々によって若干定義が異なる場合もあります。
また、その働き方をしている「人」をフリーランサーと呼びますが、そのままフリーランスと呼ぶ場合もあります。
「フリーランス=決まった会社などに所属せず、仕事に応じて自由に契約する人」として説明します。
フリーターとは
フリーターとは、フリーランスアルバイターの略語で、非正規雇用により働いていて生計を立てている人を指します。
ただし、この言葉の定義付けは曖昧で、正社員と同じようにフルタイムで働く契約社員や派遣社員を含まないこともあります。
例えば、厚生労働省が調査のために設けた定義では、15歳~34歳の卒業者(在学者を除く)で、
のようなことが書かれていて、契約社員や派遣社員は含まれていません。
フリーターとフリーランスの違う点
続いては、フリーターとフリーランスで違う点を詳細に見ていきます。
収入
フリーランスは、専門知識をもって他者と取引することで収入を得ます。
その技術などの対価として収入を得るため、正社員よりも収入が高くなることも多いです。
また、職種や力量次第で、収入に上限はありません。
それに対して、フリーターのほとんどは、時間当たりの収入においても正社員より少なくなります。
また、ここには力量次第という要素は少なく、終身雇用を前提としないため、任される仕事も限定的になり、収入の上昇にも限界があります。
専門知識
フリーランスには、その仕事を外注して対価を支払うだけの価値を求められます。
その価値を生み出すための専門知識が必要です。
それに対して、フリーターに求められるのは、正社員の補助としての役割に留まるため、必要とされる専門知識は限定的です。
正社員であれば、30歳を超えた中途採用は経験者採用がほとんどになりますが、アルバイトは未経験可の求人も多いです。
求められる役割が異なるためです。
着地点と通過点
フリーランスは、フリーランスとして活躍するために準備してスキルなどを磨いてきた方も多いと思います。
対してフリーターは、フリーターとして活躍するためではなく、音楽など他のことをするために時間に融通が効きやすいフリーターを選んでいることもあるかと思います。
場所と時間の拘束
フリーランスは、契約に縛られますが、その契約を結ぶかどうかの選択肢があります。
請負契約では、定められたものを納期までに納品すればよく、場所も時間も全く拘束されないこともあります。
対して、フリーターは雇用契約に縛られます。
同じ会社に勤めている間に、何度も雇用契約を結ぶことはありませんので、最初に決めた働き方の制限を受けます。
有給
フリーランスに有給はありません。
委任契約の顧問報酬のようなものでない限り、働いていないときの報酬は常に0円です。
対してフリーターは、正社員と同じく有給があります。
取得の要件が満たされれば、申請することができます。
フリーランスとフリーターの共通点
言葉上、近いものがあるように確かに一部においては共通点があります。
収入を安定させづらい
正社員として働いて毎月決まった給与が振り込まれてくるわけではなく、また賞与もない(一部パートにはあるようです)ため、収入を安定させづらい環境にあります。
生活が不規則になりがち
出社時間などがまばらになることもあって、生活が不規則になりがちです。
ただし、フリーランスであれば契約先、フリーターであれば就業先によっては、出社・退社の時間も決まっている場合もありますので、一概には言えません。
社会的に守られにくい
正社員であれば、会社を通して仕事をしますので、きちんと働いている中でトラブルがあった時は守ってくれます。
しかし、フリーランスやフリーターは、終身で会社に所属するという前提がないため、立場が弱くなることが多く、同様の扱いを受けることはあまりありません。
周りに心配される
上記に記載したような理由から、フリーランスもフリーターも程度に大きな差があるものの、周りから心配されることがあります。
副業
フリーランスはもちろんですが、フリーターもたいていは副業は可能です。
副業したいからフリーターになっている人も多いと思います。
正社員になりたいフリーターは転職エージェントを使うべきか
結論、使うべきです。
転職エージェントとは・・・言い換えると人材紹介会社です。
無料で就職(転職)支援を受けることができることが特徴であり、リクナビNEXTやマイナビ転職、indeedなど求人検索サイトとは別のサービスとなります。
サポート内容は、求人の紹介、選考書類の添削、面接対策、企業への推薦、アフターフォローなどです。
求職者一人ひとりに担当者が付いて、いろいろ相談に乗ってもらうことができます。
フリーターでも正社員として採用する気のある会社の求人が集まっているので、フリーターから脱出して正社員を目指す時には、是非とも選択肢として覚えておいて損はないと思います。
求人検索サイトを使って地道にやるという選択肢もありますが、書類選考が通らないことが多いです。
なぜなら、フリーターを歓迎している企業も求人を出しているからです。
正社員になるために転職エージェントを使うべき4つの理由
正社員になることを検討している人は、必ず転職エージェントを活用すべきです。
転職エージェントを使うべき理由は、下記の4つです。
- 各企業の職場状況(雰囲気や業務内容)を詳しく教えてくれる
- 登録した人限定の非公開求人を紹介してもらえる可能性がある
- 業界、職種、会社に特化した対策(職務経歴書の添削・面接受け答えなど)が受けられる
- 年収アップや入社日など待遇の交渉や日程の調整をお願いできる
理由1. 各企業の職場状況(雰囲気や業務内容)を詳しく教えてくれる
転職エージェントは、掲載している企業の実情を熟知しています。
企業の職場状況を知るために人事担当だけでなく、取締役や求人を募集している部署の部長、その部署で働く社員へヒアリングをしています。
- 「職場の雰囲気は?」
- 「具体的な仕事内容は?」
- 「入社1年以内の離職率は?」
- 「評価の仕方は?」
- 「残業はどれくらい?」
- 「中途の割合は?」
- 「どこから転職してきた人が多い?」
- 「経営層はどんな人?」
などのことをヒアリングしています。
このような情報は、求人検索サイトや企業のページには記載されていないことが多いため、エージェントを使うメリットといえるでしょう。
また、エージェントは業界、職種別に担当が分かれていることが多いです。
そのため、エージェント自身が転職を検討している業界・職種の経験者である可能性が高く、業界や企業の内情に詳しいです。
理由2. 非公開求人を紹介してもらえる可能性がある
転職エージェントは、転職サイトや企業採用ページに載っていない「非公開求人」を大量に保有しています。
事業戦略(上場を控えている、新規事業のリリースなど)の諸事情で表立って募集することはできないが、こっそり採用したい企業がエージェントに依頼する求人。
高年収求人や管理職などといったレアな求人であることが多い。
転職エージェントであれば、フリーターを歓迎している好条件求人を保有している可能性が高いです。
たとえ非公開求人の募集がなかったとしても、これまでの経歴やスキルが高ければ「〇〇の経験がある・・・、〇〇というスキルを持っているので、採用しませんか?」と、転職エージェントが企業に提案してくれるケースも沢山あります。
そのため、企業のホームページや求人サイトを見て「転職したい企業の求人がない」と思ったら、転職エージェントに相談して非公開求人を探すことをおすすめします。
理由3. 業界、職種、会社に特化した対策(職務経歴書の添削・面接受け答えなど)が受けられる
転職エージェントは、今までの多くの求職者の転職をサポートし転職を実現させているため、選考を突破するためのノウハウを持っています。
具体的には、過去どのような人が採用されたのか、採用されなかったのか、またその時にどのような質問をされて、どのように回答したか、といったデータを転職エージェントは蓄積しているのです。
そのデータをもとに模擬面接を行い、志望動機の伝え方や質問に対する回答の仕方をあなたと一緒に考えてくれるのです。
転職エージェントによっては、面接担当者の名前や人柄、担当者が好む人物像を事前に教えてくれるところもあります。
そのため、他の候補者よりも圧倒的に有利に面接を進めることが可能です。
転職エージェントは多くの場合、面接が終わった後に人事担当者と連絡をとっており、その際に面接では伝えきれないあなたのスキルや魅力を人事にプッシュしてくれています。
あなたが面接で失敗してしまったとしても、エージェントの提案力で面接を通過させるといった事象は日常的に起きています。
エージェントを使うことで、内定をもらえる確率が飛躍的に向上します。
そのため、自分で応募する人と比べ、圧倒的に転職活動を有利に進めることができます。
また、自分で求人に応募する場合、選考の途中で多数の応募者のなかに埋もれてしまうことがあります。
特に人気企業(大手や話題のベンチャー)や人気職種(事務や新規事業担当)などの場合は埋もれてしまう可能性が極めて高くなります。
しかし、エージェントは企業の人事担当者との人脈があるため、企業に向けてあなたを推薦をしてくれるため、埋もれてしまうことはありません。
理由4. 年収アップや入社日など待遇の交渉や日程の調整をお願いできる
年収交渉は「どのタイミングで言えばいいんだろう…?」、「どれくらいの年収なら受け入れてくれるだろう…?」などと個人では難しいです。
なぜなら、自分で企業へ応募する場合は最終面接の場で入社同意書を書かされるタイミングが年収交渉のタイミングであることが多いからです。
このタイミングで年収交渉をしなければ、年収を交渉する機会をもらうことはできないと言っていいでしょう。
しかし、転職エージェント経由であれば、面接後に最終的な回答をエージェント経由で伝えることができますので、その時に年収交渉をしてもらうことも可能です。
少しでも良い条件で転職したければ、転職エージェントを使いましょう。
また、内定をもらった後も転職エージェントはサポートしてくれます。
「いま勤めている会社の退職の手続き(退職代行)」や「転職先の入社日をいつにするか調整(入社日調整)」なども転職エージェントが代わりに行ってくれるため、スムーズに転職活動を終えることができるのです。
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フリーターの人向け転職エージェント7つの活用術
転職エージェントを使うべき理由は前述したとおりですが、さらに転職を有利に進めるためにエージェントを使うときに押さえておくべきことを7つ記載しておきます。
1.転職希望時期は「良い求人があればすぐにでも」と言っておく
転職エージェントもビジネスであり、売上目標に追われていることを覚えておきましょう。
担当者との最初の面談では「転職はいつ頃の時期で考えてますか?」と聞かれますが、この時に具体的に転職を考えているなら「良い求人があればすぐにでも」と答えるようにしましょう。
そうすることで、あなたの転職をサポートすることで会社の売上にも繋がると考え、優先順位をあげて対応してもらうことができます。
すぐに転職をするということでなくても、転職エージェントへ答える転職時期としては、「3ヶ月以内」と答えておくといいでしょう。
2.担当エージェントが合わなければ勇気をもって変更する
担当エージェントが「希望条件に合わない求人ばかりを紹介してくる…」や「無理やり転職させようとしてくる」などの場合は、担当を変更してもらいましょう。
実は、担当エージェントを変更することは、日常的に行われています。
とは言っても、直接「担当を変更してほしい」というのは気が引けるという人もいるかと思います。
そのような場合は、メールで担当変更の依頼することをおすすめします。
それも難しいという人は、転職サイトに設置されている「お問い合わせ」で問い合わせるか、あらかじめ他の転職サイトにも登録して保険をかけておくようにしましょう。
いつもお世話になっております。
現在、転職をサポートして頂いている○○(名前)です。
担当していただいている○○様には丁寧にサポートしていただき感謝しております。
しかし、転職活動での不安が大きく、他のエージェントの方のご意見も伺えればと思っています。
可能であれば、現在志望しております○○業界に詳しいエージェントの方に担当をしていただきたいと思っております。
大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
〇〇 〇〇(名前)
3.経歴やスキルに嘘をつかない
登録情報や一連のやりとりについて、履歴情報が残ります。
現役のエージェントの人から聞いた話によると、エージェントの2年前の登録情報と今回の登録情報が違うと言ったことがあるそうです。
この場合は経歴やスキルの虚偽報告をする信用ができない人材として、紹介する求人を限定的にするなどの判断をすることもあります。
そのため、登録する経歴やスキルなどは正直に書くようにしましょう。
4.推薦文は必ず確認する
ほとんどの場合、担当のエージェントは200字〜1000字であなたの推薦文を書いてくれますが、あまり優秀ではない担当者の場合、経歴をそのまま書き写すだけだったり、パッと見た印象だけの推薦文を書くなどといったケースがあるのです。
そのため、自分をどのような推薦文で企業に推薦してくれているのか確認するようにしましょう。
エージェントに推薦文を確認する例として「面接時に相違があると困るので推薦文を見せていただけますか?」や「自分を見直すために、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」とお願いしてみましょう。
5.同じ求人に複数のエージェントから応募しない
数社の転職エージェントを使っている場合、同じ案件には複数のエージェントから応募しないようにしましょう。
企業から「他の転職エージェントからも応募があるんだけど」と各社の担当エージェントに連絡が入ることがあります。
そのようなことがあると、企業・エージェント両者に不信感を与えることとなり、企業へ再応募することはもちろん、内定をもらった企業の内定が取り消しされたりすることもあります。
二度と転職エージェントから案件を紹介してもらえなくなってしまう可能性もあるため、転職エージェントには応募している企業を伝えるようにしましょう。
6.内定が出たら、他のエージェントにも話を聞いてみる
内定承諾をした後、その判断に迷いがないか・正しいのかを確認するために、内定を持っていることを正直に伝えた上で、別の転職エージェントに相談をしてみましょう。
他のエージェントの意見を聞くことで、もっとあなたのキャリアにふさわしい求人を発見することができたり、内定を持って余裕のある状態なので冷静な判断をすることができます。
この行動をしたことによって、内定を辞退することになったとしても、罰則やペナルティなどはもちろんありません。
せっかくもらった内定を辞退するのは心苦しいことですし、別のエージェントに聞きに行くなんて面倒なことでもありますが、後悔せずに納得のいく意思決定をするためには有効な方法です。
7.応募フォームの備考欄に希望するエージェントを記載する
応募フォームの備考欄は任意項目になっているため、ほとんどの人が記入していません。
しかし、だからこそ備考欄に希望するエージェントを記載しておけば、その情報を参考にあなたに合ったエージェントを担当にしてくれます。
例えば、「転職によって年収をあげたい」「年収交渉に強いエージェントに担当してもらいたい」や初めての転職なので実績のある頼れるエージェントにお願いしたいということであれば「100人以上の転職サポート実績があるエージェントを希望」など、転職エージェントに求めていることを記載しておきましょう。
希望する条件や担当を記載しておくことで、優秀なエージェントに担当してもらえる可能性が高くなります。
フリーターの人におすすめの転職エージェント
正社員への転職を検討しているフリーターの人のために、下記の3つの条件を満たす転職エージェントを厳選しました。
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そのため、効率的かつ気軽に転職活動を進めることも可能です。
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対応エリア:全国
登録者数_公式ページ、プレスリリースを参照
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年間登録者数:約115万人
サポートが得意な年代:20〜50代
対応エリア:全国
登録者数_公式ページ、プレスリリースを参照
自分でコンサルタントを選ぶことができる
ビズリーチなら、転職サポートしてもらうコンサルタントを自分で選ぶことができる。
なお、コンサルタントはビズリーチ独自の厳しい審査基準を満たさないとコンサルタント登録することができない仕組みとなっている。
また、登録した後も四半期ごとに審査があり、紹介実績や利用者からのアンケートなどによってS~Dまでランク分けがされている。
求職者は、コンサルタント一覧から事前に担当コンサルタントを指名することができるので、コンサルタントとのミスマッチを防ぐことができる。
企業やコンサルタントから直接スカウトが届く
ビズリーチに登録しておけば、企業やエージェントから直接スカウトが届くため、自分の市場価値やどんな企業の求人があるのか知ることができる。
受け取るスカウトに関しては、希望する条件とのマッチ度やコンサルタントのランクによっても絞り込むことができるため効率的にスカウトを確認可能。
また、特定の企業を除外したり、相性が良くないと感じたコンサルタントからのスカウトをブロックすることもできるため、しつこくメールが届くことも防げる。
スカウトをもらえる数が大幅に変わるため、必ず簡易職歴書(全27問)まで記載することが重要。
保有している求人のほとんどが年収500万円以上
ビズリーチの取り扱っている求人のほとんどが年収500万円以上の高年収求人となっている。
高年収求人の中には2,000万円以上の求人や役職者向けの求人もあるため、年収アップしたい人だけでなく、年収を維持させたい人も登録必須。
また、他の転職エージェントに比べて、管理職や外資系企業の求人も多数保有しているため、情報収集としても活用できる。
※マイナビのプロモーションを含みます。
公開求人数:約66,000件
非公開求人数:非公開
年間登録者数:6万人
サポートが得意な年代:20〜30代
対応エリア:全国
登録者数_公式ページ、プレスリリースを参照
職種に特化したエージェントが転職をサポート
マイナビエージェントでは、業界や職種によって担当するエージェントが分けられており、転職を考えている業界や職種に合わせたキャリア相談が可能。
そのため、各業界や職種の専門知識や転職動向などを加味したアドバイスをしてくれるため、転職したらどうなるか具体的にイメージがしやすい。
特に転職活動が初めての20代や第二新卒からの人気が高い。
転職前に職場の雰囲気や業務内容を詳しく分かる
就活や転職サービス事業を幅広く行なっているマイナビグループだからこそ、全国の大手企業や人気ベンチャー企業などと信頼を築いてる。
また、エージェントは各企業に直接訪問し、人事や事業部長、現場の社員から職場の状況をヒアリングしているため、転職する前に職場の雰囲気・具体的な業務内容、人事評価制度、事業の成長性を詳しく知ることができる。
そのため、転職した後のミスマッチも少ない。
面接の日程調整や退社手続きも手伝ってくれる
マイナビエージェントの転職サポートは、初めて転職する人にも丁寧で親切との定評がある。
具体的には、面接の日程調整や円満退社するためのアドバイスや準備しておくべき書類などを教えてくれる。
また、転職した後も定期的に連絡をして、転職する前のイメージとズレていないか、人間関係で悩んでいることはないか、残業や休日などに不満はないか、などといったことの相談に乗ってくれる。
不安なことや不満があるけど、直接企業に聞きにくいという場合には、エージェントが代わりに企業に伝えてくれることも。
公開求人数:約260,000件
非公開求人数:非公開
年間登録者数:非公開
サポートが得意な年代:20〜50代
対応エリア:全国
登録者数_公式ページ、プレスリリースを参照
dodaだけで紹介してもらえる求人が約9割
10万件以上の求人を保有しているが、そのうち約9割がdodaでしか見ることができない独占求人や一般には公開されていない非公開求人となっている。
独占求人の中には、高待遇ポジション求人や新規事業の立ち上げなど、転職者から人気の高い求人も多数。
リモートワーク可能な企業、副業を推奨している企業など、こだわりの希望条件がある人にもおすすめ。
求人サイトとエージェント機能の両方を併せ持つ
dodaでは、自分で希望条件で求人を検索することもできるし、エージェントに希望条件を伝えて求人を紹介してもらうことの両方の利用方法ができる。
doda独占求人や非公開求人はエージェントからしか紹介を受けることができないため、エージェントの利用がおすすめですが、まずは求人だけ見てみたいという人は自分で検索することも可能。
毎週月曜日と木曜日に求人が更新されるので、そのタイミングで求人をチェックしてみると思いがけない求人と巡り会えることも。
年収診断や適職タイプ診断などのコンテンツも人気
年齢や職歴などを入力することで適切な年収を診断することができる年収診断、約60問の診断項目に回答することで自分に適した仕事が分かる適職タイプ診断など、転職先を検討する際に役立つコンテンツが充実している。
なんとなく今のまま仕事を続けるのは不安だけど、具体的にやりたい仕事があるわけでもないと悩んでいる人は、dodaのコンテンツを通じて転職活動をする軸を考えてみることがおすすめ。
公開求人数:約20,000件
非公開求人数:非公開
年間登録者数:非公開
得意な年代:20代後半〜50代前半
対応エリア:全国
登録者数_公式ページ、プレスリリースを参照
外資・グローバル企業に強い
ロンドン発祥の転職エージェントであり、日本を除く11カ国に拠点もあることから独自のネットワークを活かした外資系や海外企業への転職に強みを持つ。
「P&G」や「プルデンシャル生命」といった海外でも有名な企業だけでなく、「トヨタ」「パナソニック」「ヤフー」などの日本国内の有名企業の求人も保有している。
コンサルタントから紹介してもらうことができる非公開求人が多いことも特徴的であり、登録しておくことで他の転職エージェントサービスでは見つけられなかった求人と巡り会える可能性が広がる。
年収アップ、キャリアアップできる可能性が高い
公開求人だけでも年収500万円以上が基準となっており、非公開求人の中には年収800万円以上の高年収求人も多数ある。
これまでの経験やスキルを武器にさらなる年収アップを狙いたい人にはチャンスが多いエージェントサービス。
ただ、管理職や専門職の求人情報がメインになり、即戦力としての活躍を期待している企業が多いことから経験者には適しているが、未経験の職種にチャレンジしたい人にはあまり適していない。
紹介してくれる求人のマッチ度が高い
JACリクルートメントは大手エージェントサービスの中では珍しく、企業側と求職者側の対応を同じアドバイザーが行なう「両面型の転職エージェント」となっている。
両面型のメリットとしては、企業の社風や仕事内容をコンサルタントが熟知しているからこそ希望する条件と紹介する求人のマッチング精度が高められること。
また、求職者としては企業が求めている人物像や評価される経験やスキルなどのリアルな情報が手に入る。
そのため面接でズレのないアピールができ、結果として面接通過率を上げられる可能性も高くなる。
英語面接などの対策に親身に取り組んでくれるため、外資系企業にはじめて挑戦する方でも安心して転職活動に臨める。
公開求人数:約538,000件
非公開求人数:非公開
年間登録者数:非公開(累計1,000万人以上)
サポートが得意な年代:20〜60代
対応エリア:全国
登録者数_公式ページ、プレスリリースを参照
毎週約2,000件の求人が追加
業界最大級の掲載求人数を誇り、毎週約2,000件の新着求人が追加される。
また、掲載求人のうち85%がリクナビNEXTにしか掲載していない求人なので、他の転職サイトでは希望条件通りの求人が見つからなかった人でも、理想の求人が見つかる可能性が高い。
エージェント機能はないため、非公開求人や面接対策などのサポートを受けることができないため、他の転職エージェントと併用して利用するのがおすすめ。
気軽に情報収集ができる
自分のペースで気軽に求人を検索したり、応募したりできる。
職務経歴を登録しておけば、企業からスカウトメールが届くこともあるため、どんな企業があなたに興味を持っているか把握することもできる。
まとめ
どの転職エージェントもプロのキャリアアドバイザーによる充実して就職サポートを受けることができます。
特におすすめの転職エージェントはリクルートエージェントとマイナビエージェントです。
どちらの転職エージェントも、紹介する求人を独自の基準で厳選しています。
どちらを利用しても、フリーターの採用に積極的な優良企業だけを紹介してもらえます。
「どの転職エージェントを利用しようか悩む」という方は、紹介した2つの転職エージェントを併用するのがおすすめです。
2つ利用し、複数のキャリアアドバイザーから意見をもらうことで、より確実な就活対策ができます。紹介してもらえる求人も倍になるため、希望の求人を見つけやすくなります。
就職エージェントは掛け持ちしても問題ありませんし、途中でどちらか一つの利用を中止することも可能です。
相談だけしてみるつもりで利用してみてください。
「いつかは就職しないといけないこと分かっている。でも、なかなかその気になれない」という方は、とりあえず転職エージェントに相談だけでもしてみることをおすすめします。
キャリアアドバイザーが親身になって就活のことだけでなく、人生についても親身に相談に乗ってくれるはずです。
もちろん料金は無料です。
就職エージェントは相談するためだけに利用しても問題ありません。
相談だけして「やっぱり就活する気になりません」と言ってもとがめられることはありません。
就活に悩みや不安があるならとりあえず相談だけでもしてみることをおすすめします。